第1回:アダルト動画の4割は100回も再生されず、上位数%の動画が再生回数の半分を稼いでいる
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アダルト動画サイトますたべ(なんとXVideosじゃない)の動画のデータを集め、いい感じの知見を見つけていこうというブログです。データの詳細については第0回記事を参照してください。shitofumei.hatenablog.com
アダルト動画の4割は100回も再生されない
初回は再生回数の偏りについて見ていきます。
平均や最小値最大値についてはこんな感じです。
> summary(d$View) Min. 1st Qu. Median Mean 3rd Qu. Max. 2 50 274 2755 1406 546200
平均(Mean)と中央値(Median)の離れ具合から、再生回数の偏りが想像されます。
ちなみに最も再生回数の多い動画のタイトルはこちら
> d[d$View == max(d$View),"Title"] [1] "【無修正】丸見え/高画質【上原亜衣】ちゃんのオマンコどころか膣内まで丸見え!"
納得感がありますね。
最も再生回数が少ない動画はこちら
> d[d$View == min(d$View),"Title"] [1] "初めての感触に快感と不快感が入り混じり自分を見失う熟女"
自分を見失った熟女さんをフォローしておくと、この動画はデータ収集時点で投稿されたばかりでした。
最小再生回数は経過時間にもろに影響されるので仕方ないです。
次にヒストグラムを見てみます。
- 全体のヒストグラム
ちょっと見にくいですね。
範囲を絞ります。
- 再生回数10000回までのグラフ
ビンの幅は100なので、再生回数0~100回の動画がたくさんあることが分かります。
割合を確認すると、39.6%の動画が再生回数0~100回でした。
以外と厳しい世界ですね。
念のため投稿日時によって真ん中より古い動画のグループと新しい動画のグループに分けても、再生回数100回以下の動画の割合は前者38.1%、後者で41.0%とほとんど違いは見られず、例えば投稿間もない動画による影響に引っ張られているということではなさそうです。
ちなみに再生回数1000回以下の動画は全体の69.0%、10000回以下の動画は全体の94.3%という結果になりました。
上位数%の動画が再生回数の半分を稼いでいる
意外と再生回数の少ない動画が多いということが分かりましたが、再生回数上位は数十万回というレベルで再生されており、そういった強い動画が総再生回数に占める割合が気になるところです。
累積頻度をグラフをにしてみると、このようになります。
赤い破線は再生回数3000(/124429)位を表しています。
つまり上位2.4%の動画が全再生回数の半分を稼いでいるということになります。
まとめ
100回も再生されない大量の動画と、数十万回レベルで再生される小数の動画がアダルト動画サイトを構成しているということが分かりました。
プロではないのでよく知りませんが、コンテンツビジネスって大概こういう構造になっているんでしょうね。詳しい人教えてください。